愛するペットのために!動物用医薬品・医療機器の流通って?|薬事物流ならフェイバリット

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愛するペットのために!動物用医薬品・医療機器の流通って?

愛らしいペットと暮らすことは、私たちの生活に多くの喜びをもたらします。大切なペットが病気などになった場合には動物用医薬品・医療機器など使われると思います。今回は、あまり知られていない「動物用医薬品・医療機器の流通」について、分かりやすく解説します。

動物たちの命を守る責任:製造販売業許可

動物用の医薬品・医療機器を作るときにも、人間用の医薬品・医療機器を作るときと同様に、薬機法上の許可が必要となります。ペット用シャンプー等であっても、疾病を予防するといった表示等を行ったりすると、動物用医薬品等に該当し、許認可を取得する必要があります。動物用医薬品・医療機器を販売するには、農林水産大臣の許可が必要です。これは、動物の命に関わる医薬品・医療機器を安全かつ適切に流通させるために設けられた制度です。

許可を受けるためには、販売責任者選任、構造設備の基準を満たした施設、必要書類の提出など、いくつかの条件をクリアする必要があります。構造設備基準では、医薬品・医療機器を適切に保管できる環境や設備が求められます。温度・換気設備・照度等の環境管理はもちろん、盗難や不正使用を防ぐためのセキュリティ対策も重要です。これらの条件を満たすことで、行政に許可の申請をすることが出来ます。

安心・安全な流通のために:現場の管理

動物用医薬品・医療機器は、人用の医薬品や医療機器と同じように、適切な管理が必要です。

品質管理

医薬品・医療機器の品質を維持するために、温度・紫外線が当たらないように遮断する等の環境管理を徹底する必要があります。例えば、ワクチンは高温になると効果が弱まってしまうため、適切な温度で保管することが重要です。
また、管理責任者として薬剤師や大学で化学などの専門課程を修了した人を配置しなくてはなりません。

在庫管理

医薬品・医療機器の有効期限やロット番号等の情報を管理し、期限切れや混入等の事故を防ぐ必要があります。期限切れの医薬品・医療機器は、ペットの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

記録管理

医薬品・医療機器の販売・貸与等の記録や製造記録なども定められた期間は保存する必要があります。記録を適切に保存する事でトレーサビリティを確保する必要があります。万が一、事故が発生した場合でも、原因を特定し、迅速な対応を取ることが可能になります。

これらの管理体制を構築し、定期的に監査を行うことで、安心・安全な流通を実現することができます。

更に詳しく知りたい方へ
動物用医薬品・医療機器に関する情報は、以下のサイトで詳しく確認できます。

農林水産省: https://www.maff.go.jp/
厚生労働省: https://www.mhlw.go.jp/index.html
動物用医薬品協会: https://www.jvpa.jp/

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