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医薬品の歴史
皆様こんにちは、株式会社フェイバリット業務管理グループ田代です。
4月から新たな生活がスタートした皆様も一ヵ月が経過し環境にも慣れ始めたころでしょうか。
さて、20年ぶりに(前回は2004年)今年2024年7月より紙幣の改刷があり一万円札、五千円札、千円札の新三券種が発行されます。
その中で千円札の肖像デザインに選ばれました北里柴三郎氏のお話を少しいたします。
北里柴三郎(きたざと しばさぶろう)は、日本の微生物学者であり、教育者でもあります。彼は「近代日本医学の父」として知られています。
主な業績の一つに、破傷風菌の純粋培養と抗毒素の発見があり、
・1889年に世界で初めて破傷風菌だけを取り出す「破傷風菌純粋培養法」に成功。
・翌年の1890年には破傷風菌抗毒素を発見し、世界の医学界を驚嘆させる。
・この抗毒素の考え方は、後のワクチンや医薬品の開発にも応用される
この破傷風菌抗毒素の発見により、現代の医療、医薬品の発展に大きく貢献されました。
その北里柴三郎の精神は北里研究所、北里大学、北里看護専門学校、初代学科長を務めた慶応義塾大学医学科(現在の医学部)、初代所長として設立を行った私立伝染病研究所(後に国立)の流れを汲む東京大学医科学研究所など、日本の医学界に脈々と受け継がれています。
医薬品の歴史は大変古く人類の歴史とおなじくらいと言われ、古代から現代まで様々な病気の治療や予防の役割を果たしてきました。
・縄文時代、古代エジプト時代は木の実などの植物に鉱物を使った医薬品を作成。
・中世から近世はギリシャ、ローマの知識を受け継ぎ発展させ、
中国医学は皆さまご存じのように漢方薬を広く利用し薬草の知識を蓄積。
・近代以降は細菌類の発見から飛躍的に薬剤の発展が進みペニシリンなどの抗生物質が作成されました。
医療は古くから我々人類の身近にある医学は、先にご紹介した北里柴三郎氏をはじめ、野口英世氏、志賀潔氏など数多くの偉人たちの功績により現代医学として発展し、私たちの病気、怪我の治療に大きく役立っております。
今回の新紙幣の中でも、最も身近に使用する千円札の肖像に「近代医学の父」と呼ばれる北里柴三郎先生が選ばれたというのは、医療機器や研究機材、医薬品を取り扱う我々としても感慨深いところがあります。
いつものブログとは趣向が変わったお話となりましたが、弊社では下記内容を主に取り組んでおります。
①医薬品や医療機器などの保管・管理・梱包・発送の物流業務代行。
②温度管理が必要な製品の空調、冷蔵、冷凍の各種温度帯での保管対応が可能。
③医薬品製造業・動物用医薬品製造業・体外診断用医薬品製造業など各種業許可を取得済み。
④お客様のご要望に応じて医薬品卸売販売業や医薬品店舗販売業の取得支援。
病気も時代とともに新たなものが生まれます。コロナウイルスが最近では身近なものかと思います。医薬品も日々色々な研究がされ新しい物が生まれているかと思いますし、それに合わせて取り扱う医師、病院、販売店はもちろんのこと、我々物流も変化にあわせて対応が必要です。
フェイバリットはその変化に柔軟に対応し、加えて高いレベルの物流品質をもってお客様からのご要望にお応えしています。
北里柴三郎先生のような大業を成すことは難しいかもしれませんが、フェイバリットも薬事物流を通じて社会に貢献し、世のため人のために邁進してまいります。
保管スペースが足りない、保管温度管理ができる倉庫がない、出荷を任せられる人材がいない、など何かお困りごとがありましたらまずは弊社までご相談ください。