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2024/04/15

薬事倉庫の温度管理について

皆様こんにちは、株式会社フェイバリットの渡辺です。
4月といえば季節の変わり目、新学期、入学式、入社式と新たな生活がスタートする時期です。

春の陽気に誘われて、皆様も何かにチャレンジ・スキルアップなどしてみるのはいかがでしょうか。
私たちも全社でスキルアップのために目標を定めてE-ラーニングの受講を行っています。

そして季節の変わり目は寒暖差や、新年度や新しい生活環境に身を置くことでいつも以上にストレスがかかりやすく体調を崩しやすい時期でもあるので、適度に運動をしてリフレッシュするのはいかがでしょうか。

私が勤務しているセンターでは、主に医療機器(歯科機器や妊活用品)、医薬品/体外診断用医薬品を取扱っております。
その中で、一部の医療機器(歯科機器)を保管するにあたり、管理基準が25℃以下の要望があるため、空調を20℃で設定し、24時間365日温度管理を行い、温度の管理及び記録が必要な場合にはロガーによる管理と情報の提供をしています。

保管温度帯から見た倉庫の種類

保管温度帯を基準に見ると、物流倉庫は以下の4種類に分類することが可能です。

① 常温倉庫

常温倉庫は温度管理をほとんど行わず、屋外の気温のままで保管可能な物品を保管する倉庫です。
例えば、家具や建材、段ボールなどが主な保管物品となります。

② 空調倉庫(定温倉庫)

定温倉庫は、10℃~25℃前後の中で一定の保管温度帯を保つ倉庫のことです。
定温倉庫で保管する物品の代表例は、医薬品、化粧品や医薬部外品、精密機器などです。
ちなみに弊社の倉庫では取り扱いはしておりませんが、生鮮果実・生鮮野菜は定温倉庫の登場によって、長期保存が可能になったと言われています。

③ 冷蔵倉庫

10℃以下の保管温度帯を保つ倉庫を、倉庫業法施行規則では「冷蔵倉庫」と呼びます。
弊社では2℃~8℃の温度帯を保つ大型の冷蔵室があります。

④ 冷凍倉庫

冷凍倉庫は、冷凍~超低温の保管温度帯を維持する倉庫です。
ただし、倉庫業法施行規則の定義では、冷凍倉庫も冷蔵倉庫の一部として扱われます。
小規模ではありますが、弊社大和センターに3坪の冷凍庫がございます。

今回は、倉庫の保管温度帯の基礎知識についてご紹介いたしました。
インターネット通販などでも、生鮮食品や冷凍食品が日常的に販売されるようになってきた昨今、保管する物品の特性に合わせ、保管温度を調整できることが非常に重要になっています。
温度管理を行う倉庫では外気温との寒暖差や体感温度に合わせた空調操作を行うことが難しく、実際に倉庫で作業をする私たちも体調管理には細心の注意を払いながら勤務しています。

弊社では、定温は25℃前後、冷蔵2℃~8℃、冷凍マイナス10℃以下として温度の管理をしていますのでご用命の際はお気軽にお問い合わせください。

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