海外輸送の精密機器梱包について|薬事物流ならフェイバリット

ISO13485
JQA-MD0138
東京メディカル物流センター
免疫分析装置の保守部品
における物流サービス
HOME > ブログ > 海外輸送の精密機器梱包について

ブログ

2024/02/15

海外輸送の精密機器梱包について

みなさんこんにちは!株式会社フェイバリットの佐々木です。
今回は私の部署で行っている業務を紹介させて頂きます。

私が取り扱っているお客様の製品は精密機器がほとんどで、サイズも大きいものから
小さいものまで幅広く、重さも20~30Kgある重量物から1Kg以下のもの様々な製品を取り扱っています。
国内だけでなく海外に輸送している機器もあり、そういった海外向けに梱包する場合には、国内向けと同じ梱包方法だと、海外での荷扱いがあまりよくないことなどもあり、お客様の手元に到着したときに破損してしまう事象が過去にはありました。

そのため現在では同じ製品でも国内向けと海外向けで梱包方法を変えているものがあります。
今回は様々な個装方法の中から、ある機器の事例をご紹介したいと思います。

当社では精密機器の梱包の際ウレタン製の型抜きを使用するのが通例ですが、ウレタン製の型抜きはコストがかなりかかります。またほんの少し形状が違うだけでその型抜きに更なる加工が必要になったり、まったく使用できなくなったりする場合もあり数種類の型抜きを用意して保管するとなれば、置き場が増えるなどのコストとなることがあります。

そこで当社ではインスタパック(発砲ポリウレタン)を使用しています。これは溶剤Aと溶剤Bを混ぜ合わせることでポリウレタンが膨らみ、そこに製品を置けば製品を包んでくれる非常に自由の利いた優れた緩衝材です。その都度製品に合わせて使用できるので、製品の形状が異なっていても問題ありません。ウレタン製の型抜きより安価のためコストの面でもメリットとなります。

インスタパックを使用するようになってから、海外の発送先で破損していたなどの事象を聞くことがなくなりました。

当社ではドラム缶に入っている溶剤2種を機械で吸い上げ、混ぜ合わせた物をホースから噴出させる機材でインスタパックを使用していますが、最近ではあらかじめある程度のサイズの袋に2種類の溶剤が入っていて袋をたたくだけで溶剤が混ざり膨らむといった使いやすいタイプなども増えてきているので、もっと幅広く活用できるのではと思っています。

当社では精密機器に限らず、医療機器/医薬品/化粧品/医薬部外品など様々な製品を取り扱っております。今回のように、海外向けの厳重な梱包だけではなく国内に対しても材質や形状、重量や強度に応じて社内外から事例や経験を集約し最適な梱包方法をご提案いたします。

物流・梱包・流通加工についてお困りごとがあればお気軽にご相談ください。

精密機械部品物流

ブログ