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2023/05/16

【動物用医薬品の取扱いルールについて】2023年5月度メディカル物流ニュース

皆さんこんにちは。フェイバリットの樋口です。
ニュースレターをご覧頂きありがとうございます。今回は「動物用医薬品」に関する内容をお届けいたします。フェイバリットではお客様からのご依頼で人間用一般用医薬品の物流を行っています。薬機法に則り必要設備の用意、薬剤師の配置、医薬品店舗販売業許可の取得のお手伝いを行っていますが、動物用医薬品の取扱いも可能です。

【動物用医薬品の販売ルール】

〇人間用の薬とルールが違う
人間用は医療用医薬品と一般用医薬品に分かれていて、医療用と一般用では取扱いにルールが異なります。医療用は薬剤師と対面で情報提供や指導が必要であったり、一般用の第一類医薬品は薬剤師が購入者の状態確認、情報提供など対面販売が必要です。対して動物用医薬品は対面販売の義務がありません。要指示医薬品、指定医薬品、指定以外の医薬品がありますが全てインターネットでの販売ができます。

〇要指示医薬品=人間用でいう医療用医薬品
動物用医薬品は人間用医薬品と分類の名称が異なります。《人間用医薬品》
・医療用医薬品(処方医薬品)
・要指導医薬品
・一般用医薬品(第一類医薬品、第二類医薬品、第三類医薬品)
《動物用医薬品》
・要指示医薬品
・指定医薬品
・指定以外医薬品
動物用の医薬品にある要指示医薬品は獣医師の処方箋又は指示書を必要としますが、原本確認が出来れば病院や薬局以外の場所から医薬品を発送できます。

〇販売業の仕組みは人間用とほぼ同じ
販売を行う場所には人間用と同じ販売業の許可が必要です。動物用医薬品店舗販売業許可があれば店舗での販売、インターネットでの販売と発送ができます。要指示医薬品も含め全ての動物用医薬品を取り扱えます。要指示医薬品の取扱いルールや情報提供、管理者配置のルール、ホームページの表示内容など一部異なる点はありますが、基本的なルールは人間用医薬品の販売業許可と同様です。

案件のご紹介

シリアル管理についてのご相談

今回は下記の案件についてご紹介させて頂きます。
内容は以下の通りです。

①取り扱う製品は医療機器。
②製品にはシリアル番号がついている。全て異なる番号。
③出荷する際に、どの顧客にどのシリアル番号の製品が発送されたのか情報を取り管理したい。

最近ですが、お受けするご相談の内容にシリアル番号の管理をしたいというお話が多々あります。当社で使用していますWMSではロットの管理以外にシリアルの管理もできます。シリアル番号を出荷時にWMSへ取り込み、出荷するデータに紐付けする仕組みがあります。WMSはお客様側でも閲覧できますので、紐付けしたシリアルデータはWMSに登録され、お客様側でいつでも見ることができます。

改善活動のご紹介

使用資材の変更

お客様の製品の一部において、複数個のセット品にする作業があります。これまで使っていた袋のサイズを変更し効率化とコストダウンを図りました。

これまでの袋よりサイズをダウン。これにより作業が簡易化し効率も上がりました。資材費も下がりましたので昨今の資材の価格高騰の面でも貢献できた改善提案です。
毎月100件以上の改善提案が提出されています。携わる従業員は作業品質の向上や効率化を常に意識し業務に取り組んでいます。

精密機械部品物流

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