ニュースレター
【医薬品EC市場の動向】2023年9月度メディカル物流ニュース
皆さんこんにちは。フェイバリットの樋口です。
ニュースレターをご覧いただきありがとうございます。今回は「医薬品EC」に関する内容をお届けいたします。
弊社ではお客様に医薬品店舗販売業許可を取得頂き、医薬品の物流業務を代行しておりますが、他社様からも医薬品のEC物流に関するお問合せを多数いただきます。今回は医薬品ECの市場規模、医薬品ECを開始する為の要件等をご紹介いたします。
メディカル物流ニュース ~医薬品EC市場の動向~
【ECの市場規模】
経済産業省のBtoC・EC市場規模調査によると令和3年の市場規模は20兆円を突破。新型コロナウイルス感染症拡大による外出制限などが追い風となり、ECの市場規模は年々拡大。この10年で約2倍に伸長しています。少し古いデータですが、令和2年OTC医薬品のBtoC・EC市場は562億円となっており、こちらも前年比112%と伸長しています。
【化粧品・医薬品のEC化率】
EC市場規模調査の内訳を見ると令和3年の「化粧品・医薬品」のカテゴリーはEC化率7.52%と他のカテゴリーと比較するとEC化があまり進んでいないことがわかります。化粧品・医薬品は生鮮食品などと同様に「手に取って現物を確認したい商材」のため、ECとの相性の問題があります。また医薬品に限定するとECに参入するためのハードルが高いということも原因の一つとなっているのではないでしょうか。

【医薬品ECの要件】
こういったAI搭載の医療機器もメリットデメリットがあります。
メリットとしては医師が気が付かなかった疾患を見つけることができる。これまで気がつかなかった治療法が膨大なデータから生まれる可能性がある。データの処理をAIで対応する事で医療現場の負担軽減になるなど挙げられます。
デメリットとしては医師がAIの判断に依存してしまう可能性。学習していない症状には対応できない。制御が出来ない事象発生の危険性などあります。
【フェイバリットの医療機器物流】
医薬品ECを始めるための要件をまとめると、主に下記3点が必要となります。
・実店舗の設置(薬機法に則った設備構造にする必要がある)
・医薬品店舗販売業許可の取得
・薬剤師及び登録販売者の常駐
・薬剤師及び登録販売者に対面や電話で相談できる体制
上記以外にも特定販売の届出(EC通販には必須)、開店時間の制限など申請・届け出に関する決まりなど多くのルールが存在します。弊社では医薬品店舗販売業許可取得のお手伝いやその後の発送業務の実績もございます。薬品ECでお悩みがございましたら是非ご相談ください。
改善提案活動のご紹介
【改善提案活動:毎月1件提出】
以前にもご紹介しましたが弊社では全社で改善提案活動に取り組んでいます。
毎年1,000件近い提案が提出され、品質・効率向上に大きく寄与しています。
弊社は9月決算でそろそろ今年度の終わりも近づいて来ましたが、現時点での提出は950件と過去最高(1,029件)を超える勢いです。医薬品、医療機器と高い作業精度が求められる商材を扱っておりますので、今後も品質、効率向上を目的として活動に邁進していきます。

担当者から一言
コロナが5類感染症に移行し、少しづつ元の生活に戻れるようになりました。最近は夏場ということもあり、マスクの着用率も下がっています。一方、マスクには根強い需要もあり「素顔を見せたくない」「若く見える」などコロナ禍で定着した新たな心理が影響しているようです。私も通勤中(徒歩)は暑さもありマスクを外していますが、先日通勤中に同僚とすれ違い、挨拶をするも完全スルー…。社内ではマスクに加え、毛髪混入防止のヘアキャップも着用。どうやら実年齢よりも若く見えていた様子。
「ノーマスク メッキが剥がれ 気づかれず」
よし、サラリーマン川柳に応募しようかな。