海外から輸入した試薬の荷受け・保管管理・発送業務を一括でご依頼いただいた事例です。海外メーカーから届く試薬を、規定の温度帯(冷凍:マイナス10度以下、冷蔵:2〜8℃)を厳守した状態で荷受け・検査・保管し、検品基準に基づく検品や遮光対応など細かなご要望にも応えながら、お客様からの出荷指示に応じて全国へお届けする体制を構築させて頂いた事例です。
お客様の課題
- 業種: 試薬・検査薬の製造・販売
- 取り扱い商品: 冷凍試薬(マイナス10度以下)、冷蔵試薬(2~8℃管理)
- 課題:
- これまで自社の中にある設備で製品の保管と発送をおこなっていましたが、物量増加にあたり場所が手狭になってしまい、自社での対応が難しく、お客様には主に次のような課題がありました。
- 冷凍冷蔵倉庫の用意
出荷量の増加に伴い、既存の保管場所だけでは対応しきれなくなる可能性が出てきていたが、自社で新たに冷凍冷蔵設備を用意する必要があった。 - 入庫製品の検品
海外製品のため輸送過程で傷や汚れが生じやすく、お客様が指定する検品基準に基づいた入庫検品が必要だった。 - 入庫製品の照合
入庫予定の内容と現物が異なるケースも想定されるため、入庫予定と現物を照合し、その結果を報告してほしいという要望があった。 - 光から製品を守る対応
光の影響を受けやすい製品のため、保管時の遮光対応が必要だった。
フェイバリットが提案した解決策・対応内容
大型冷凍冷蔵室の新設や検品体制の構築、遮光対応まで、試薬の保管・入出荷に必要な体制を一括でご提案しました。
- 大型冷凍冷蔵室の設置
弊社大和センターに大型冷凍冷蔵室を新設し、冷凍:マイナス10℃以下、冷蔵:2〜8℃の温度帯を24時間体制で管理できる保管環境を用意。温度ロガーで庫内温度を常時記録し、異常発生時には自動でアラートを通知する仕組みを構築しました。あわせて保管エリアの温度バリデーションを行い、指定の温度域内で製品を保管・管理できる環境を整えました。 - 荷受け・検品フローの整備
お客様から受領した検品基準に基づき入庫時に一点ずつ検品を実施。あわせて入庫予定データと現物を照合し、差異があった場合はその結果をご報告する仕組みを構築しました。 - WMS(倉庫管理システム)による製品情報管理
ロット単位・使用期限単位で製品情報を一元管理し、入出荷状況を可視化。 - 遮光対応の保管環境整備
遮光カーテンを用いた保管エリアを用意し、光による品質劣化を防止しました。 - 柔軟な出荷対応体制の構築
得意先からの出荷指示にあわせて、ピッキング・梱包・配送まで柔軟に対応できる体制を構築。
導入の効果・結果
今回の提案と対応で、当社が大型冷蔵庫を用意することによりお客様の負担が軽減され、業務においては高い精度で不良品を発見できたことでエンドユーザー様へ安全な製品供給ができることを認識されました。
| 項目 | 導入前 | 導入後(効果) |
| 設備投資 | 必要 | 不要 |
| 検品品質 | ‐ | 不良品の発見と報告 |
| 保管管理 | ‐ | 遮光設備の導入で安全管理 |
| 出荷量増加への対応 | 不可 | 対応可能 |


