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2025/03/13

【難聴と補聴器について判断の材料になる「音」の重要性】2025年3月度メディカル物流ニュース

10人に1人が難聴を抱えている

生活の中で「音」で何かを判断をする事は意識をしなくてもやっていることです。
日本国内では約10人に1人が「難聴」を抱えていると言われています。人間は、耳に入ってくる音の振動を鼓膜が捉え、耳小骨がその振動を増幅し蝸牛の中のリンパ液が振動し、有毛細胞が振動を電気信号に変え、蝸牛神経を通って脳に伝わり音を認識します。何らかの原因により聞こえにくい状態になることを難聴と言います。

難聴は「伝音難聴」「感音難聴」「混合性難聴」と3つ種類があります。
薬物投与や手術をして改善させたり、補聴器を装用して音を聞こえるようにしたり、重度の難聴の方は人工内耳手術を行ったりします。
感音難聴の種類に、加齢性難聴というものがあります。40歳代から聴力は衰えはじめ、75歳以上になると2人に1人は難聴に悩んでいると言われています。
主な原因は、加齢によって蝸牛の中にある有毛細動がダメージを受け、細胞の数が減ってしまうことだそうです。
この加齢性難聴を治療することは困難とされています。予防策としては、大音量で音を聴かない。大きな音が常時出ている場所を避ける。騒音下で仕事をする方は耳栓をする。静かな場所で耳を休ませると良いそうです。

補聴器と集音器の違い

補聴器は法律上「医療機器」に該当します。製造や販売をするには業許可の申請等が必要です。似たような製品に「集音器」がありますが、こちらは雑貨扱いなので許可等は不要です。その他の違いとして、補聴器は使用者が聞き取りにくい音域だけを大きくできます。購入する場合、専門店や取り扱いがある眼鏡店などに行き、専門家によるカウンセリングや聴力測定、使用者に合わせた微調整が行われます。集音器は内臓のマイクで拾った音を全て大きくします。普段聞こえる音まで大きくしてしまっては騒音が大きくなり会話が聞こえない、音が大きく耳が痛くなってしまうということもあります。補聴器のような微調整の機能はありません。

音は重要な判断材料

物流作業において、目と耳は重要な役割を果たします。
具体的に言うと、製品を検品する際に音を聴いて、正か否を判断します。お客様から出荷の指示を頂き、ピッキングした後に、ハンディターミナルなどのスキャン機器を使い、製品に表記されたバーコードやQRコード、文字を読み取り、検品システムに登録された出荷情報と照合します。出荷情報と合っているとき、間違っているとき、それぞれ決められた音が鳴ります。音以外にもパソコンに表示された検品システムの画面に、正しい時は青い表示が出て、間違っていると赤い表示が出る機能があります。
耳と目、人間の五感の内の2つを使い、正確な物流作業ができるようになっています。

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